最初の1人が、
チーム全員の型になる。
AIの相棒を「チーム」にするための、はじめの一歩
画面の上の人形が、あなたの進み具合です。
閉じても、次に開いたときは続きのページから始まります。
エージェントって?
あなたの好みや仕事のやり方を、覚えてくれるAIのことです。
ふつうのAIは、話すたびに「はじめまして」の状態です。
エージェントにしておくと、毎回の自己紹介がいらなくなります。
たとえるなら、新人さんへの「引き継ぎメモ」
AIはとても賢いです。
でも、あなたのことは何も知らない状態で、毎回スタートします。
たとえるなら、毎朝ちがう新人さんが来る職場です。
どの新人さんも優秀なのに、毎朝ゼロから仕事を教え直すことになります。
エージェントは、その新人さんに渡しておく「引き継ぎメモ」のようなものです。
- 私はどんな仕事をしているか
- どんな言葉づかいが好きか
- やってほしいこと、やってほしくないこと
これを1回書いておけば、AIは毎回それを読んでから仕事を始めます。
あなたが自己紹介をしなくても、です。
エージェントの中身は、
1枚の「指示書」
エージェントは、むずかしい機械ではありません。
中身は、AIに渡しておく1枚の指示書です。
指示書は、ふつうの文章で書かれたファイルです。
このあと作るエージェントは、「スキル」という形で保存されます。
スキルとは、名前をつけて呼び出せる指示書のことです。
| Claude Code | Codex | |
|---|---|---|
| 指示書のファイル名 | SKILL.md | SKILL.md |
| 中身 | ふつうの文章 | ふつうの文章 |
| 呼び出し方 | 「/名前」と入力する | 使える呼び出し方をAIが教えてくれる |
「.md」は、メモ帳で開けるただの文章ファイルだと思ってください。
保存する作業は、作るときにAIがやってくれます。
このあと作るのも、この指示書です。
ふつうのAIと、
エージェントのちがい
ちがいを生んでいるのは、AIの賢さではありません。
指示書が1枚あるかどうか、それだけです。
相棒は、1人より
「チーム」がいい
エージェントは、1人に何でも頼むこともできます。
でも私たちは、役割ごとに分けた「チーム」にしています。
1人に全部を頼むより、役割を分けたほうが仕事がぶれないからです。
私たちのチームの例
実際、この手順書も、このチームで作りました。
- まとめ役が「誰に読んでほしいか」「読んだ人にどうしてほしいか」を聞く
- 文章役が言葉を書く
- デザイン役が見た目にする
- 検品役が最後に確かめる
人間の職場と同じで、それぞれが自分の仕事に集中できます。
最初に作るのは
「まとめ役」
チームを作るとき、最初の1人は「まとめ役」にします。
まとめ役は、チームの入り口です。
あなたが話しかけるのは、まとめ役だけで大丈夫です。
まとめ役があなたの話を聞いて、誰に何を頼むかを決めてくれます。
2人目からは、
まとめ役の「型」を写して作る
2人目からは、ゼロから作る必要はありません。
まとめ役の作りを土台にして、役割の部分だけを変えて作ります。
- 毎回、名前を名乗る
- あなたの呼び方を決めておく
- むずかしい言葉を使わない
- あなたが気づいていない心配ごとを、先に教えてくれる
「何を担当するか」の部分だけです。
こうすると、チーム全員の話し方や約束ごとがそろいます。
だれと話しても、同じ安心感で頼めるようになります。
だから、
1人目はしっかり作る
2人目からは、1人目の型を写して作ります。
つまり、1人目の出来が、チーム全員の出来になります。
1人目が雑だと、写した全員が雑になります。
1人目がしっかりしていれば、全員がしっかりしやすくなります。
最初の1人に、少しだけ時間をかけてください。
まとめ役の「骨組み」
しっかりしたまとめ役には、次の7つの決まりが入っています。
名前や話し方は、あなたが自由に決めてください。
骨組みを1つ読んだら、その骨組みを押してください。押すたびに、人形が組み上がります。
最初に名乗る
話しはじめに、毎回「〇〇です」と名乗ります。
いま誰と話しているのかが、すぐに分かります。
あなたの呼び方を決めておく
「〇〇さん」「〇〇社長」など、あなたの呼び方を1つに決めます。
毎回同じ呼び方なので、安心して話せます。
作業の前に、必ず聞く
いきなり作業を始めず、先にあなたの希望を聞きます。
たとえば、こんなことです。
- 何のために使うか(目的)
- 誰が読むか、見るか(相手)
- 広く浅くか、狭く深くか
- 調べる必要はあるか
- さらっと読める量か、じっくり読む量か
- かための雰囲気か、やわらかい雰囲気か
一度に全部は聞かず、2〜3個ずつ聞きます。
ここを飛ばすと、あとで作り直しになりやすいからです。
自分では作業しない。担当に任せる
まとめ役は、自分で文章を書いたり、絵を作ったりしません。
「これは文章役に頼みます」と、担当に仕事を回します。
最初は、まとめ役1人だけで、担当はまだいません。
そのときは、「この仕事には文章役がいると良いです」と提案してくれます。
これが、2人目に誰を作るかを決めるヒントになります。
最後に「次に誰が何をするか」を言う
話の終わりに、毎回「次は〇〇が△△をします」と伝えます。
いま何が決まって、次に何が起きるのかが、迷わず分かります。
あなたが気づいていない心配ごとを、先に教える
たとえば、個人情報を載せようとしているときなどです。
あなたが気づく前に、まとめ役から「大丈夫ですか」と声をかけます。
むずかしい言葉を使わない
専門用語はなるべく使わず、ふつうの言葉で話します。
作り方:
このページで、まとめ役を作る
ここからは、実際に作る手順です。
このページの質問に答えながら、順番に進めてください。
用意するもの
- パソコン
- Claude Code か Codex(どちらか1つ)
やることは、大きく3つ
- このページで、6つの質問に答えて、依頼文をコピーする
- コピーした依頼文を、AIに貼り付ける
- AIの質問に答えて、仕上げる
このページで、質問に答える
答え方
まとめ役の「役割」と「してほしい仕事」は、最初から決めてあります。
あなたが答えるのは、好みの4つと、名前と呼び方の2つです。
- 好みの質問は、おすすめが最初から選んであります
- そのままでよければ、下の「次へ」を押すだけで進めます
- 変えたいときは、ほかの答えを押して選び直します
- 自分の言葉で書き足したいときだけ、「書き足す」を押して書きます
入力した内容は、この画面の中だけで使われます。
どこかへ送られることはありません。
最初から決めてあること
- 役割:仕事を手伝う(チームのまとめ役がほしい)
- してほしい仕事:私の要望を聞いて整理し、作業の段取りを決めて、担当に仕事を振ってほしい
おすすめは「自分だけ」です。
おすすめは「順番に、やさしく」です。
いくつ選んでも大丈夫です。
おすすめは「親身」です。
ここは、あなたの好みで選び直してかまいません。
おすすめは「丁寧」です。
ここも、あなたの好みで選び直してかまいません。
まとめ役は、話しはじめに毎回この名前で名乗ります。
呼びやすい名前を、自由につけてください(例:ハル)。
ここで書いた名前は、AIへの依頼文にそのまま入ります。
決められないときは、空欄のままで大丈夫です。あとでAIと相談して決められます。
まとめ役が、毎回この呼び方であなたを呼びます(例:〇〇さん)。
ここで書いた呼び方も、AIへの依頼文にそのまま入ります。
空欄のままでも進めます。
「この内容で専用AIを作ります」という画面が出ます。
ここに、あなたが選んだ答えが一覧で並びます。
- 直したいところがあれば、その横の「変更する」を押します
- 問題なければ、「AIへの依頼文をコピー」ボタンを押します
ボタンを押すと、AIへの依頼文が、まるごとコピーされます。
もし「自動コピーできませんでした」と出たときは、次のキーを押してください。
依頼文がすでに選ばれた状態になっているので、これでコピーできます。
AIに貼り付けて、送る
Claude Code か Codex を開く
ふだん使っている方を開きます。
貼り付ける
文字を入力する欄を、一度クリックします。
そのあと、次のキーを押して貼り付けます。
長い文章が入力欄に入れば、成功です。
文章の中身は読まなくて大丈夫です。
送る
キーボードのEnter(エンター)キーを押して、送ります。
AIの質問に答える
ここからは、AIがあなたと話しながら進めてくれます。
だいたい、次の順番で進みます。
自分の言葉で答えてもかまいません。
骨組みが入っているか、
確かめる
指示書の案が出てきたら、「骨組み」のページで読んだ7つが入っているか見てください。
足りないものがあれば、こう送ります。
・名前は「(あなたが決めた名前)」。話しはじめに毎回名乗る
・私の呼び方は「(呼ばれたい呼び方)」で固定する
・作業の前に、目的・相手・分量などを2〜3個ずつ聞く
・自分では作業せず、担当に仕事を回す
・担当がまだいないときは「この仕事には〇〇役がいると良い」と提案する
・話の終わりに「次に誰が何をするか」を言う
・私が気づいていない心配ごとを、先に教える
・むずかしい言葉を使わない
カッコの中は、あなたが決めてください。
保存して、試してみる
保存の前に、画面に確認が出ます。内容を見て「はい」を押してください。
Codex なら、AIが教えてくれた呼び出し方で話しかけます。
まとめ役が名乗って、あなたの名前を呼んでくれたら、完成です。
「開発ルール」も一緒に入ります
コピーした依頼文には、私たちが大切にしている「開発ルール」が入っています。
安全にアプリを作るための約束ごとです。
このルールは、あなたが作るまとめ役の指示書の中に入ります。
だから、まとめ役を呼び出したときは、いつもこのルールを守ってくれます。
Claude Code でも Codex でも同じです。
あなたのパソコンに前からある設定のファイル(CLAUDE.md など)は、書きかえません。
広げる:2人目を作る
まとめ役ができたら、次は2人目です。
2人目は、まとめ役に頼んで作ってもらいます。
2人目を作るのは、まとめ役が提案してきたとき
まとめ役に仕事を頼むと、こんなふうに言われることがあります。
これが、2人目を作る合図です。
まとめ役に、こう頼む
まとめ役に、次の文章を送ります。
・名乗る、私の呼び方、むずかしい言葉を使わない、心配ごとを先に教える、はあなたと同じにする
・担当は「(〇〇役にしてほしい仕事)」に変える
・名前は「(2人目の名前)」にする
・できたら、あなたの指示書にも「〇〇役がいる」と書き足す
・2人目もスキルとして保存し、呼び出し名を私に教える
カッコの中は、あなたが決めてください。
たとえば「文章役」「資料やページに載せる言葉を書く」のように書きます。
保存の前に、画面に確認が出ます。内容を見て「はい」を押してください。
2人目に話しかけてみる
まとめ役が教えてくれた呼び出し名で、2人目に話しかけます。
2人目が名乗って、あなたの名前を呼んでくれたら、成功です。
まとめ役と同じ話し方なのに、担当だけがちがう。
これが、「型を写して作る」ということです。
3人目からも、同じ頼み方で
3人目、4人目も、同じ文章で頼めます。
カッコの中を変えるだけです。
最初の1人が、
これから作るチーム全員の型になります。
まずは、このページの質問に答えて、まとめ役を1人作ってみてください。
株式会社QBE